2024年05月01日

次世代Switchの現実味のある予測(2024年5月現在)

2017年3月にNintendo Switchが発売されて7年になる。発売からこれだけの年数を経ても売れ続けるゲームハードは非常に珍しく、おそらく最終的には1.5億台強を売り上げたニンテンドーDSを超えて任天堂史上最大のヒット商品となるだろう。だが、Switchが最新ハードとして活躍し続けることはなく、近い内に新型ハードが発表されるのは確実だ。

信頼性の高いもの、低いものも含め多くの憶測記事がでて、その真偽を問われるたびに任天堂は記事内容の否定を続けている。本記事もその憶測記事のひとつに過ぎないので話半分で読んでほしい

新ハードの発売時期・価格・スペックについて、2024年5月時点における数々の記事や過去ハードに関する情報、市場動向などを基に可能な限り"正解"に近づくように推測してみた。
なお、理由は後述するが新ハードがSwitchとの互換性を持つことはほぼ間違いないと思われるので、任天堂の新型ゲーム機のことを本記事では「次世代Switch」と記述する。

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2024年02月20日

3万アカウントの凍結を見届けた 趣味としてのTwitter(X)スパム報告

趣味にはさまざまなものがある。
私はゲーム好きが高じて株主総会のレポートを毎年書いたり、映画館でペンライトを振って歓声をあげる応援上映にのめりこんで同じ映画を何十回も観たりしている。
最近、新たにTwitter(Xともいう)におけるスパム報告が趣味に加わった。

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[2024年2月20日現在 31000件ほど凍結確認済み]

こちらは、記録に残している凍結済みアカウントのリストだ。2023年9月下旬から記録をあつめて、半年ほどで3万アカウントに達した。
他に、未凍結のスパムリストが5000件ほどある。

Twitter(現在はXと呼ばれる)のスパムといえば、バズったツイートに他のツイートをコピーしたり、自動生成したような文章でリプライを投げる青バッジ付きの「インプレゾンビ」が大活躍中だが、検索で拾いにくい上に凍結が容易ではないという理由で対象にしていない。

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2023年06月25日

任天堂株主総会レポート2023

いつものように、始発の新幹線に乗って京都に向かう。
京都駅から任天堂の本社研究棟…ではなく、今回の行き先は京都市勧業館(通称:みやこめっせ)だ。

2022年9月末に任天堂は1株を10株に分割し、当時6万円前後だった株価は自動的に1/10の6,000円程度に下がった。
株主総会に参加するには最低100株の保有が必要だが、参加するためのハードルも大きく下がることになる。実際、個人株主数が大きく増加した。
社内の大会議室では増えた株主を収容できないため、イベント会場で行われるようになったのである。
昨年予想した通りだが、合法的に任天堂の内部に入り込む機会が失われたのは大変悲しい。

新幹線を降りてダッシュで地下鉄に乗り換えて最寄りの東山駅に降りると、改札の外に任天堂の若手社員が案内板を持って立っていた。
みやこめっせに向かう道中、交差点ごとに案内板を持った任天堂社員が…

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(※撮影許可はいただいています)

なんだろう、この既視感は…

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あっ。

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2023年06月21日

レビュー:ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム

[本記事にはゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダムのネタバレがほんのり含まれます]

ゲームを心から楽しむためには仕事をしてお金を稼がねばならない。2023年5月12日金曜日も朝から仕事である。数年に一度のゼルダ新作発売日という大事な日に外せない予定を入れた上司を恨みつつ、木曜の仕事を終え、発売日に備えて食事を取り、風呂で体を清め、仮眠を取った。

そして、午前0時を迎えた。ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダムが発売された。
あらかじめSwitch本体にダウンロードされていたソフトを起動すると、ネットワーク越しに認証が始まり、プレイが解禁される。

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……。
………。
…………。


気づけば午前4時。ほどよい疲労感を味わいながら再びベッドに入った。
金曜の仕事を終えてすぐにハイラルに潜り、寝て、起きて、土曜の朝にハイラルに戻り、祠を開放し続け、夕方に約束していた友人との食事会を完全に忘れていてすっぽかした(本当にごめんなさい)

こうやってわりとダメな感じで幕を開けたハイラル探訪は、他の趣味の時間や睡眠時間を大量に蝕みつつ1ヶ月ほどでエンディングを迎え、祠解放を終え一区切りがついて今レビューを書いている。

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2022年06月30日

任天堂株主総会レポート2022

2013年から毎年行っている任天堂株主総会だが、2020年と2021年は任天堂から「コロナ感染対策でなるべく来ないでくれると嬉しいな」というニュアンスのお達しが出ていたので行くのを断念した。
そして今年も任天堂は「できれば来ないでね」というオーラを醸し出していた。だがしかし、2022年10月に1株を10株に分割するという話が出ており、株主になるための金銭的ハードルが一気に1/10になるため「2023年の株主総会はめちゃくちゃ参加者増えるのでは」「任天堂社内の大会議室ではなく別の会場になるのでは」「質疑応答で指名される確率がめっちゃ下がるのでは」という不安があり、今年は行くことにした。

というわけで、3年ぶり8回目の任天堂株主総会である。
※ワクチン接種3回行っております。十分な感染症対策を行い株主総会に参加しております。

めちゃくちゃ暑い。夏か?

午前6時に博多駅からのぞみカード(サイコロを5個ふって出た合計の数だけ進める)を使って京都駅まで一気に移動し、タクシーで任天堂本社開発棟へ。

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当日の京都の最高気温は34度。毎年梅雨時期だから雨傘が必要だったのに。見てよ。この8月のようなきれいな青空…。
受付開始の9時前に到着したので、少し並んで待つ。だいたい30人ぐらいかな。
検温とアルコールによる手指消毒を済ませて7階の会議室へ。

感染対策でエレベーターは5人制限、予告していたとおり例年もらえていたお土産はなし。お茶のペットボトルは1本もらえた。手渡しではなく、テーブルに並べられていてセルフサービス。

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会議室はいつもは椅子をみっちりならべていたのに、左右に1.5脚分ぐらいスペースを開けて互い違いに席が用意されていた。
開始まで1時間ほど暇だったので、SNSで株主総会参加者を探す。

F-ZEROについて質問するために株主になったという気合の入った方を発見(ここ、伏線なので覚えておこう)

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2022年03月15日

Hue Sync Boxで映像とゲームを画面の外から強化する

とりあえず、このクソ愉快な映像を見てほしい。
今回の記事はこれに近いものを自宅で再現する試みをまとめたものだ。

さすがにこの構成を再現するのは相当なコストと広い部屋が必要で無理なので、できる範囲でやってみたのがこちら。

なかなかいい感じではなかろうか。

Hue(ヒュー)はPhilips社の製品で、Wi-Fiやインターネット経由で制御できるIoT照明のシリーズだ。

"hue"が超絶ヤバい10の理由
最高のゆゆ式体験を求める
hueの記事を書いたらフィリップスの人が家に来た
NetflixとHueライトリボンの組み合わせで最高の暖炉ができる

今回は、そこに「Hue Sync Box(ヒュー・シンクボックス)」という新たな武器を投入したというお話。

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2021年03月11日

シンエヴァを鑑賞した人たちを鑑賞した[ややネタバレあり]

2021年3月8日、シン・エヴァンゲリオン劇場版:||を公開初日に見た。
記事タイトルがちょっとアレなのは後で説明する。

新世紀エヴァンゲリオンと私

自分とエヴァとの出会いは再放送だった。本放送当時はアニメーションに疎く、おそらくエヴァンゲリオンという単語に出会ってもいなかっただろう。
1997年の再放送時に鑑賞した記憶はあるものの、全話通しては見ていないはずだ。自分の中では面白いアニメの一つに過ぎなかったと思う。

それから10年が経ち、リメイク第一作のヱヴァンゲリヲン新劇場版:序が公開される。
「序」から自分とエヴァとの接点が変わっていく。

2007年は、Twitterが日本において影響力を持ち始めた時期でSNSでの交流が活発になっていた。
とはいえ、Twitter日本語サービスの正式リリースは2008年4月である。英語版のツールに飛びつく新しもの好きが「お互いTwitterの利用者である」という希薄な接点でコミュニティを形成していた。

そういう変なコミュニティではいろんな人達と触れ合うことになり、その中にエヴァマニアもたくさんいた。
そうすると、エヴァに対する感情クソデカツイートをたくさん目撃するようになり「エヴァって思ってたよりすごいコンテンツなのか」とだんだんと理解できるようになってきた。
とはいえ、まだ映画館に行ってアニメをみるという習慣はなく、「破」公開に合わせて地上波で放送されたテレビ版「序」で初めて鑑賞した。

もともと考察は好きな性分なので、「序」「破」で騒いでいる人達を見ながら、深みにはまっていくことになった。「破」以降は映画館で鑑賞している。
それからさらに10年と少しの時間が過ぎて、今この文章を書いているのである。

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